10月19日第9回全国学校給食甲子園の東日本地区代表表彰式が埼玉県浦和市のホテルで行われました。 今大会は全国から2,157校(施設)からの応募があり、昨日は各都道府県の代表が出席しその表彰とともに12月7日に東京の女子栄養大学で行われる決勝大会に進出する6校施設が発表されました。 冒頭、開会の挨拶として主催者である二十一世紀構想研究会の馬場理事長のお話がありました。
学校給食甲子園では、献立内容の工夫や地場産物の活かし方、調理技術や衛生管理の改善向上につながり、栄養教諭、学校栄養職員と調理員のチームワークや士気の向上そして、より美味しい学校給食実現の一助になるような大会を目指しています。 またそれがコンテストだけではなくて社会において学校給食をより知ってもらい、理解を深めてもらうための機会となるように考えられています。 弊社もその考え方に共感し微力ながら協力をさせていただいています。
第9回全国学校給食甲子園決勝大会出場校は次のとおりです。
【北海道・東北ブロック代表】
・青森県 青森市小学校給食センター
・秋田県 藤里町学校給食センター
青森市小学校給食センターは第4回大会で油川小学校として決勝大会で21世紀構想研究会特別賞を受賞した栄養士さんがエントリーしました。 油川小学校の児童数約180人の単独調理校から、配送先児童数約1万4千人という大規模センターへの異動を経ての登場です。 秋田県藤里町は前回大会で秋田県代表まで進出しましたが、決勝大会には届かず。 今回雪辱を果たしました。
【関東ブロック】
・東京都 文京区立青柳小学校
・神奈川県 横浜市立上寺尾小学校
青柳小学校は昨年大会史上初の男性栄養士として優勝を果たし、地産地消が難しい東京都にあって江戸伝統野菜にこだわる学校給食を繰り出し、児童にもとても人気がある栄養士として各方面でニュースにもなり、先日給食レシピ本が発行されました。 今回は大会史上初の二連覇がかかります。 プレッシャーです。
上寺尾小学校は神奈川県勢としても初めての決勝出場。 栄養教諭として、神奈川県内の食育をリードしながらも、特に統一献立という栄養士の個性の出にくい横浜市にあってその実力がどのように発揮されるのかが見所です。
【甲信越・北陸ブロック】
・富山県 高岡市学校給食石瀬共同調理場
・福井県 福井市大東中学校
高岡市からは久しぶりの決勝進出です。 第4回大会で女子栄養大学特別賞を受賞した串岡先生のノウハウを受け継いだ若手栄養士です。
福井は県学校給食調理コンテストでも優勝した今乗りに乗っている栄養士を送り込んできました。
出場が決まり、ポーズをとる決勝出場の東日本地区各代表栄養士のみなさんです。 頑張ってほしいですね。
この表彰式が終わると、学校給食甲子園の体験談を決勝進出された栄養士さんによる体験談のレクチャーがあります。 今回は決勝大会に通算4回出場している栄養士さんが大会の様子や評価のポイントなどを話していただきました。 また、この大会に参加したことによる効果として、衛生管理面の向上や献立の充実、地域、家庭との連携など、ライバルとの切磋琢磨によって得られたという話が印象的でした。
西日本地区の表彰式・決勝進出校の発表は10月25日土曜日、大阪で行われ、第9回決勝大会12校と施設が出揃います。