岐阜県中津川市にある「ちこり村」に行ってきました!!
中津川ICからも見える大きな建物です!
大きなちこりが目印です。
さて、ちこり村とはどのようなところなのでしょう。
ちこり村のキャラクター ちっこりちこ蔵 がお出迎えしてくれました!
ちこり村は「日本最大のちこり栽培施設」です。
ヨーロッパの原産の「ちこり」を国産化し、地域の特産として広める活動の他、
野菜農家として地元農業の活性化・高齢者の積極的雇用・地域の活性化の
取り組みなどをしている農業・商業・観光・文化活動一体型施設です。
そもそもちこりってどのような野菜かご存知でしょうか?
日本では馴染みのない野菜ですが、ヨーロッパ諸国では日本でいうキャベツやレタスのように親しまれています。
しゃきしゃきとした食感と、ほろ苦い味が特徴で、100gあたり16kcalと、
低カロリーでコレステロール低下に役立つ食材です。
では、次に日本初のちこり生産ファームでの、ちこりの栽培方法をご紹介します。
①6~9月頃に種まきを行います。
②5ヶ月~6ヶ月かけて成長します。
③成長し終えたら、葉を切り落とし、収穫します。
④根の部分を0~2℃の冷凍庫で冬眠させ、2週間~1年ほど保管します。
⑤春のような暖かさで、真っ暗な部屋に移動させます。
⑥葉を切り落とした断片から、2回目の芽が出てきます。
⑦およそ21日間でちこりが成長します。
一度目に成長する緑の葉は、苦くて虫にも食べられないそうです。
実は、ちこりを真っ暗な部屋で育てるには意味があるのです。
苦味が減りマイルドになることで食べやすくなる他にも、
・肉質が軟らかくなる
・アクが少なくなる
・香りがよくなる
・色が白くなる
・食べやすくなる
などの効果があります。
1段に、こーんなにたくさんのちこりが栽培されています!(写真は模型です)
≪ちこりの焼酎蔵≫
続いて世界初、ちこり焼酎蔵を見学させていただきました!
ちこりのお酒って何?? と、想像ができない方が多いと思いますが、
すっきりとした味わいで、女性にも飲みやすい焼酎です。
芋焼酎などがありますが、それを想像してもらえるといいと思います。
ちこりから作られる焼酎(商品名:ちこちこ)の米麹は、100%岐阜県産米が使われています。
ちこり芋に含まれているデンプンと、この米麹を使ってアルコール発酵を行います。
この中でアルコール発酵を行っています。
とても大きいですね!!
ちこりの焼酎造りを始めた当初は、全員60歳以上の方々でした。
今では80歳近くの方も活躍されています。
ちこりの栽培をする際に、芋の部分を有効活用できないかという思いで始まった焼酎造り。
ちこり村は、「もったいないの精神」で、環境に配慮し、循環型社会を目指しています。
経済産業省が推進する「3R」運営
1.Reduce(リデュース:廃棄物の発生抑制)
2.Reuse (リユース:再使用)
3.Recycle(リサイクル:再資源化)
Reduce(リデュース:廃棄物の発生抑制)の考えから、
ちこり茶・ちこり珈琲・ちこりクッキー・ちこりの漬物などが開発・製造されています。
個人的には、ちこり茶がとてもお気に入りです。
日本は食料自給率が40%以下と低い現状なのに、この地域には、東京都1.7倍の休耕地があるそうです。
そこで、ちこり村はその休耕地を再使用できないかと取り組んでいます。
また、ちこり村は、60歳以上の方が増えている高齢化社会の中、高齢者の方の知識や経験を生かした事業にするためには、60歳以上のパートさんを積極的に採用しています。
ちこりの生産作業・焼酎の生産・施設案内や販売など様々な活躍の場を提供しています。
ちこり村を経営する、(株)サラダコスモの企業理念には、
「自分が幸せにある為には、まず周囲の人や自然を幸せにしなければならない」
という理念を持ち、ちこり村で働くスタッフは、この考えが根付いているように感じました。
みんな生き生きと楽しく、仕事にやりがいを感じています。こちらまで、元気をもらいました!
≪農家手づくり家庭料理レストラン≫
作り手のたくさんの想いと愛情のつまった、地元料理・ちこり料理をいただきました!
ちこり村には、「バーバーズダイニング」という手作り料理レストランがあります。
そこでは、約70種類以上の料理があり、その他にもデザート・ドリンクも豊富。
ちこりをはじめ、地元農家の新鮮野菜を使った素朴で優しい味の料理を、ビュッフェスタイルで楽しめます!!
ランチだけではなく、モーニングもディナーもあり、さらにカフェも運営しています。
たくさんの料理はもちろん、時間帯によって楽しみ方が様々で、飽きることのない施設ですね!
一品一品が、お客様に心から楽しんでもらいたいという想いからレシピを考えている為、
とっても美味しく、幸せな時間を過ごす事が出来ました。