給食トピックス

第11回全国学校給食甲子園 西日本決勝進出校・施設が発表されました

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 10月8日(土)、昨年の会場と同様のプリムローズ大阪にて、第11回全国学校給食甲子園の西日本地区代表表彰式が行われ、12/3(土)、4(日)に東京にて開催される決勝大会の出場校・施設が発表されました。

 


【1日のスケジュール】

1.開会のあいさつ(全国学校給食甲子園 実行委員 長島 美保子)

2.表彰式

3.講演(島根県川本町立川本小学校 栄誉教諭 山田 菜穂子)

4.閉会の挨拶(全国学校給食甲子園 実行委員 長島 美保子)

 


 imgp4225_kai開会の挨拶では、全国学校給食甲子園の長島実行委員がお話をされました。「各施設の献立は優劣つけがたく、作品を絞り込むのは大変苦慮した」とおっしゃっていた通り、二次審査の県代表施設は、複数校選出された都道府県がありました。


 全国から、2004施設の応募があり、第imgp4378_kai一次審査では200施設に絞込まれました。第二次審査では、その中から、59施設(西日本地区では、32施設)が選出されました。

 第三次審査では、西日本地区の3ブロック(中部・近畿、中国・四国、九州・沖縄)から、それぞれ4施設の計12施設が選出されました。

第四次審査では、第三次審査で選出された施設の中から、各ブロックごとに2施設の計6施設が選出され、決勝大会への参加を決めました。


【決勝大会 出場施設(西日本地区)】

中部・近畿ブロック

・京都府  宇治田原町立学校給食共同調理場

・奈良県  宇陀市立学校給食センター

中国・四国ブロック

・岡山県  岡山県立倉敷まきび支援学校

・香川県  高松市立香川学校給食共同調理場

九州・沖縄ブロック

・佐賀県  鹿島市立学校給食センター

・鹿児島県 屋久島町学校給食東部地区共同調理場


 

それでは、決勝大会に選出された出場者のお話を聞いてみましょう。

 


imgp4379_kai京都府 宇治田原町立学校給食共同調理場
栄養教諭 山西 奈津子さん

 京都府は過去に決勝へ進出したことがなく、今回が初めての出場となります。

 今回の献立は、宇治田原町制施行60周年を記念する記念の特別献立として考えたそうです。山西様は宇治田原町出身ではないですが、宇治田原町出身者の方に教えてもらいながら、この献立を完成させたとのことです。


奈良県 宇陀市立学校給食センターimgp4381_kai
栄養教諭 内藤 瞳さん

 第8回の決勝大会依頼、2度目の出場となります。

 宇陀市の給食センターでは、調理員、栄養士と事務職がチームワークを組んで頑張っており、この献立を提出する際も皆さんに相談や協力をしてもらったそうです。

 

 


imgp4383_kai岡山県 岡山県立倉敷まきび支援学校
栄養教諭 横山 宏子さん

 岡山県も京都府と同様、今回が初の決勝進出となります。

 まきび支援学校は開校してまだ2年半と歴史が浅く、最初は何もないところから初め、地場産物の開拓をしたり、食育等少しずつ頑張ってきたそうです。


imgp4390_kai香川県 高松市立香川学校給食共同調理場
栄養教諭 池内夕起子さん

 香川県は、今回で8回目の決勝大会出場で、過去最多を誇る県です。しかし、準優勝は2回あるものの優勝の実績はまだありません。決勝大会に何度も出場している県なので、池内様はプレッシャーを感じており、歴代の方々に話を聞いて、準備に取り組んでいくそうです。


imgp4393_kai佐賀県 鹿島市立学校給食センター
学校栄養職員 南川由紀さん

 こちらの施設は、昨年につづいて2回目の出場です。

 今回の献立の「むっちゃん揚げ~さがのりあんかけ~」は、有明海に住んでいるむつごうろうをパウダー状にしたものを混ぜた料理です。このむつごろうは、市内の業者さんの協力を得てパウダー状にしてもらっているそうです。


imgp4401_kai鹿児島県屋久島町学校給食東部地区共同調理場
栄養教諭 西野間 かおりさん

 こちらの施設は、第8回の決勝大会に出場した実績があります。

 資質向上のため、甲子園に献立を応募する取り組みを、数年前から施設全員で行っているそうです。決勝進出が決まり、今後は、大会本番に向けて、練習に励もうと思っているそうです。

 


 表彰式の後は、第1回と第10回の決勝大会に出場された、山田菜穂子先生が、「全国学校給食甲子園に参加して」というテーマでお話されました。

 

imgp4405_kai 第1回の決勝大会の献立は、ごぼうを用いた献立で、すべての料理にごぼうを使用したごぼう給食でした。「5つの望み」というタイトルで、①元気な子、②思いやりのある子、③たくましい子、④よく学ぶ子、⑤ふる里を大切にする子、という5つの望みをたくした献立にしました。

 また、第10回大会では、江津市にゆかりのある柿本人麻呂をテーマにした万葉ロマン給食にしました。

 第1回目と第10回目、どちらの献立も「郷土愛」を育み、「体にも心にも優しい給食」であったと自負されています。その背景には調理員さんの愛情を込めた給食づくり、生産者たちの信念をもった有機農法による野菜作り、さらには全職員による楽しい食育がありました。そして、より良い給食・食育にはチームワークが必要だと感じたそうです。さらに、本大会は、食育の啓発と、この活動を通じて調理員さん、子供達、教職員、保護者さん、生産者さん、行政地域の方々に生きがいや活力を与えることも狙いとしていますが、過去2回の出場でその効果を実感しているとのことでした。


 imgp4419_kai最後の閉会の挨拶では、開会式と同様、長島実行委員がお話をされました。

 この大会は、多くの感動や反響があります。「自分の学校の給食は日本一」「先生の給食はいつも美味しい」など、子供達が誇りに思うと、保護者が信頼してくれるそうです。そして、それを支えてくれる地域や農家など、様々な生産団体の多くの方に支えられる学校給食になっていくので、学校給食甲子園大会が末長く充実していくことを願っています。とお話を伺うことができました。

 

 今回の表彰式では、西日本地区の決勝メンバーの発表でしたが、10月15日に埼玉会場で開催される東日本地区の表彰式の決勝メンバーの発表も楽しみです。

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