ピックアップ栄養素
硫化アリル
たまねぎを切るとツーンとした香りや目がしょぼしょぼして涙が出ますよね?
それはたまねぎに含まれる硫化アリルという成分が含まれているからです。
この成分は血液をサラサラにしたり、ビタミンB1の吸収を助けたりしてくれます。
ですが、水溶性であるのと揮発性が高いため生食した方がよいです。
新たまねぎの時期にはオニオンスライスでおかかと醤油で決まりですね!
特徴 & ポイント
たまねぎは通年食べることができ、なじみのある野菜のひとつです。
表面の茶色い皮はよく乾燥していて艶はあり、傷がないものがよいでしょう。
また、新芽や根が出ておらず、持った時に重みがあるたまねぎの方が水分があり、おいしいたまねぎです。
保存時は風通しのよい冷暗所がよいですが、
新たまねぎは水分が多く傷みやすいので冷蔵庫保存がよいでしょう。
リアルレポートたまねぎの皮で染物をしてみよう!
たまねぎの活用法を探していると染物ができるそうです。
身近にあるのでいざ挑戦!
まずはたまねぎの皮を集めます。
いろいろな分量がかかれていましたが、簡単に解釈すると
皮の量が少ないと薄く、多いと濃いという違いですね。
皮の集めるのは結構大変ですので、
主婦の方に声をかけておくとよいです。
今回は30gほど用意しました。
あとは色止め用のミョウバンと鉄サビ、染める布と糸
着色しやすくなるための牛乳(豆乳でも可)、ブラスチックのボールを用意します。
水を500mlいれた鍋を火にかけ、たまねぎの皮を煮ます。
だんだんとお湯が飴色にかわってきますよ~。
お鍋はステンレスかホーロー鍋にしてください。
アルミや鉄は色素と反応してきれいな色にならないそうです。
20分ほど煮出したら、染める物(布と糸)を浸けます。
※色素はたんぱく質に吸着しやすいものです。麻や木綿などは色がつきにくいので
予め牛乳(または豆乳)を薄めた液に染めるものを浸けておきましょう。
今回は木綿の布と糸を薄めた牛乳に浸し、乾燥させてから染液にいれました。
15分ほど煮ました。
その後は火を消し、20分ほど放置。
その間に色止め液を作ります。
今回はミョウバン液:ミョウバン小さじ1を3Lのお湯に溶かしたもの
鉄サビ液:鉄サビ小さじ1/4を3Lの水に溶かしたもの
(鉄釘をペットボトルにいれ、水と少しの酢を加え、1週間ほど置いておいてもできます)
布と糸を鍋から取り出し、軽く絞ってから各色止め液に浸けます。
すると、なんということでしょう!
みるみる色が変わっていきす。
ミョウバン液は鮮やかな辛子色に鉄サビ液は落ち着いた茶色になりました。
右がミョウバン液、左が鉄サビ液です。同じ物から染め始めても色止め液によって全然違う風合いになりますね、
ちなみに布は手目から染めなし、鉄サビ液につけたもの、一番うしろはミョウバン液に浸けたものです。
色は「ケルセチン」という黄色のポロフェノールからなるようです。どちらの色も自然の柔らかな色でした。
毛糸はコースターなど編んだらかわいいでしょうね。
みなさんもぜひお試しください。