ピックアップ栄養素
炭水化物
炭水化物は消化吸収される「糖質」と吸収されない「食物繊維」があります。
糖質は脳や体を動かすエネルギーになります。食物繊維はエネルギーにはなりませんが便通をよくする働きがあります。
糖質はブドウ糖に分解され、小腸で吸収された後各組織のエネルギーとなりますが、取りすぎた分は脂肪として貯蔵されます。
とうもろこしは炭水化物が多くカロリーが高いので、夏バテで食欲のない夏のエネルギー補給にはぴったりです☆
特徴 & ポイント
米・小麦とともに主食として食べられる世界三大穀物のひとつです。
とうもろこしは鮮度落ちがとても速い食材なので、採れたてのものを選びましょう。切り口が黄色く変色していないものがよいです。
皮の緑色が濃く、ひげはフサフサで茶色なっているのもの、
粒は大きさが揃っていて、粒に張りがあるもの、全体的に重みのあるものがよいでしょう。
リアルレポートとうもろこしの粒とひげの数は本当に同じなの?
とうもろこしは茎の先端に雄花があり、花粉を落とします。雌花は外皮に包まれていて長いめしべだけがが束になって出ている、これがとうもろこしの「ひげ」です。
めしべである「ひげ」に花粉が受粉し、私たちがいつも食べているとうもろこしの粒ができるのでとうもろこしの粒とひげの数は同じとなります。
では、実際に確認してみましょう!
まずはひげのついた とうもろこしを用意します。
ひげを切らないようにそっと外皮を剥きます。
では実験を始めます。
とうもろこしから取り除いたひげを十本ずつ束にしてテープで貼っていきます。
紙一枚につき5束×10本=50本ずつ貼り付けていきます。
粒は一粒一粒芯からはずしていきます。
正確に数えられるように潰してしまったものも大切にとっておきます。
粒は10個の山をつくり、ひげと同様に5山×10個=50個を紙の上にのせていきます。
さらに1時間半後、きれいに並んだひげと粒を数えてみると…
ピッタリとはいきませんでしたがとうもろこしの粒とひげの数は同じといってよいでしょう!!
所要時間は約3時間。(実験者は一人)
根気のある方はぜひチャレンジしてください。
後日、「給食ひろば農園部」に間引きした小さなとうもろこしの皮を剥いてもらいました。
!!! …初めて見るとうもろこしの姿です。
ひげが繋がっていたのがわかりますか?