ピックアップ栄養素
カリウム
きゅうりは比較的カリウムを多く含んでいます。
カリウムはナトリウム(塩分)を排泄する役割があります。
利尿作用があるため、むくみやだるさの解消、血圧の正常値を保つなどが期待できます。
きゅうりは約95%が水分で、みずみずしさを味わえます。
体を冷やす効果があるので暑い夏にはもってこいの野菜ですね!
特徴 & ポイント
きゅうりはさわやかな香りと歯ざわりが特徴の野菜です。
きゅうりは太さが全体的に均一であまり太すぎないものがよいです。
また、表面のイボイボが残っているもの、果肉が硬くしっかりとしているものを選ぶのがポイントです。
きゅうりの表面に白い粉状のものは「ブルーム」といって、水分の蒸発を防ぎ、皮を保護する役割をしています。
ブルームは果実から自然に分泌されている天然物質ですが、農薬のようにみえるという意見もあり、ブルームのでないブルームレスのきゅうりも作られているそうです。
リアルレポートきゅうりで飾り切りをしてみよう!
きゅうりの飾り切りを見たことはないでしょうか?酢のものやお造りに添えられているとうれしくなりますよね。
今回は自分で挑戦してみました!
きゅうりの飾り切りで有名な切り方ではないでしょうか。
きゅうりを5、6cmに筒切りし、縦半分に切り、両脇を切り落とします。
1㎜幅ぐらいで縦に切れ込みを入れます。
次は薄く削ぐように切れ目をいれていきます。
互い違いに切れ目をいれれば完成です。…が、松が大きくならない。
答えは薄く削げていないから、長さがないこと。
ただ、切れ込みをいれたきゅうりを削ぐのはとても難しかったです。
次に、「扇面きゅうり」。
きゅうりを7㎝くらいに筒切りし、縦半分に切り、さらに縦半分に切ります。
切り落とさないように縦に包丁をいれ、塩水につけてきゅうりをしんなりさせてから、折り曲げる。
扇の形は縁起がよいのです。ハートが2つあるみたいでかわいいですよね。
次、「末松切り」。
これは先ほどの扇面きゅうりの縦にいれる包丁を細かくし、ずらすとできます。
切れ込みの細かさわかりやすいですね…(汗)
えんぴつを削るときのように、きゅうりの先端に向かって切れ込みをいれます。
その後きゅうりをずらし、グリグリ動かすと繋がっていた中心が折れて器のようになります。
これは切れ込みをどこまでいれてよいのか悩みました。
補助をつければ安心。割り箸できゅうりを挟み、斜めに細かく切れ込みをいれます。
180度回転させて同じように切れ込みをいれると、出来上がり!
バラバラになりませんっ!
他にもいろいろ教えてもらったのなかでおもしろかったのがきゅうりのつま。
かつら剥きしたきゅうりをもう一度巻き直し、千切りにするときゅうりのつまができます。
「なんでわざわざこんな切り方をするの?」と聞くと
「昔は夏に大根はないから、きゅうりでするんだよ。」とのこと。
納得でした。
※写真は私が行ったものではありません。先生です。
今回実践してみて一番簡単だったのが「扇面きゅうり」でした。
そしてどの切り方でも共通しているのが、数をこなすこと。
包丁の扱いや感覚は実際にやってみないとわからないもの。
ただし、自分にあったレベルからスタートするのがよいですね。