食材百科事典

【加賀野菜】打木赤皮甘栗かぼちゃ

【加賀野菜】打木赤皮甘栗かぼちゃ

栄養価

(食品成分表 可食部100gあたり)
エネルギー 93(kcal)
たんぱく質 1.6(g)
脂質 0.3(g)
炭水化物 21.3(g)
ナトリウム 1(mg)
レチノール活性当量 330μg
βカロテン 3300μg
食物繊維総量 4.1g

ピックアップ栄養素

ビタミンA

※打木赤皮甘栗かぼちゃの栄養価・成分を見つけることができませんでしたが、「西洋かぼちゃ」の一種としてご紹介します。

ビタミンAが豊富ですので、ビタミンAの粘膜などの細胞を強化する働きによって風邪の予防やC型肝炎、抗がん作用を期待することができます。
ビタミンAは、大きく分けて、緑黄色野菜などの植物性食品に含まれる「カロテン」とレバーなどの動物性食品に含まれる「レチノール」の2種類があります。

今回はカロテンについて。
カロテンの中でも食品に多く含まれる大部分はβカロテンです。
食品の中ではβカロテンとして存在し、腸で消化吸収されるときにビタミンAと変化します。

ビタミンAは、目の健康を保つために必要不可欠なビタミンです。
不足すると、暗いところで見えなくなる夜盲症を引き起こしたりします。
また、眼精疲労やドライアイを防ぐ効果があります。ものもらいや炎症、重度の場合は視力低下を招く恐れもあります。

そして、ビタミンAは粘膜や肌の新陳代謝を促す効果に加え、老化を防ぎ、肌を若返らせる働きもあります!

特徴 & ポイント

加賀野菜とは、昭和20年から以前から石川県金沢市で生産され、現在も主として金沢で栽培されている野菜のこと。
現在、加賀野菜ブランド認定品目は15品目あり、その1つの『打木赤皮甘栗かぼちゃ』をご紹介します。

打木赤皮甘栗かぼちゃの形は円錐栗型で大きさは1㎏前後です。
一般的な緑色の皮とは違って、全体的に皮も実もオレンジ色となっています。
表面にはあまり凹凸はなく、皮は薄いです。なので、調理の際は剥かずにそのまま調理して食べることができます!

実は厚く粘質で、しっとりとした肉質なので荷崩れもしにくいので、古くから煮物や炊き合わせなどに用いられていたそうです。
味に名前のとおり、甘味があるので冷製スープやデザートにも向いている食材となっております。

料理レポート

冷製スープと煮物

【打木赤皮甘栗かぼちゃの冷製スープ】

【材料】
打木赤皮甘栗かぼちゃ 1/2
生クリーム      200ML
塩コショウ      少々 
シナモン       少々
ローリエ       1枚  

 

 

 

 

①かぼちゃを適当な大きさに切り(皮つき)、鍋に入れます。かぼちゃが浸る程度の量の水とローリエを入れ火にかけます。
②柔らかくなったら煮汁を約1/3捨て、ローリエを一度取り出し、ミキサーで細かくします。(今回はスプーンでつぶし、歯ごたえを残しました)
③かぼちゃが冷めている状態で、生クリームを混ぜ入れます。(ローリエを再びいれますが入れなくてもOK!)
④塩コショウとシナモンを入れ、味を調えたら完成です。  

 


【打木赤皮甘栗かぼちゃの煮物】

【材料】
打木赤皮甘栗かぼちゃ 1/2
水          1.5カップ
砂糖         大さじ2
みりん        大さじ2
塩          小さじ1/2
醤油         大さじ1

①かぼちゃを適当な大きさに切る(皮つき)。
②鍋にかぼちゃを入れ、ひたひたぐらいの水を入れて火にかけ、砂糖を加える。
③残りの調味料を加え、かぼちゃがやわらかくなるまで煮る。

 

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