麦ごはん
甲州ワインビーフハンバーグ
和風サラダ
湯葉とウズラすまし汁
果物(ポンカン)
牛乳
ある小学校で、助産師として日々輝く命の誕生の瞬間に立ち会っている内田美智子さんと、毎日、牛を解体して食肉にしている阪本さんのお話を聞くという授業があった。阪本さんの話をきいて感動した内田さんが、阪本さんにお願いしてこの話を絵本にさせてもらった。それが『いのちをいただく』(西日本新聞社)である。
その絵本のあとがきに、内田さんはこう書いている。
「私たちは奪われた命の意味も考えず、毎日肉を食べています。自分で直接手を汚すこともなく、阪本さんのような方々の悲しみも苦しみも知らず、肉を食べています。『いただきます』『ごちそうさま』も言わずにごはんを食べることは、私たちには許されないことです。食べ残すなんてもってのほかです…」
そう、私たちはいのちを食べていた。今日いただくいのちに……合掌。
「日本一心を揺るがす新聞の社説」水谷 もりひと ごま書房新社より
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