いよいよ、第10回全国学校給食甲子園が始まります。5日の土曜日はレセプション。 47都道府県の小・中学校・及びセンター2,054校から 4回の選考(書類審査)を勝ち抜いた決勝大会12校(全国6ブロック各2校)によって、東京・駒込の女子栄養大学で熱戦が繰り広げられます。
今大会は12校中、9校が決勝大会初出場。以前決勝大会に出場した学校・施設は3校、そのうち西尾市西尾中は第7回大会の優勝学校です。
レセプションの会場は女子栄養大学の松柏軒。 香川栄養学園が運営するレ徳川の由緒を残すレストランです。
レセプションでは、それぞれのチームがアピールをします。お国自慢のプレゼンテーションを思いきや、実は決勝大会にも影響を及ぼすと思われます。 南から順にプレゼンテーションが行われました。
まずは、枕崎市立学校給食センター。 決勝大会は2回目の出場です。 突然コンカツ頑張っていますと、会場内を動揺させましたが、友好都市である北海道稚内市と枕崎市、両市の特産品「昆布」と「鰹節」から名前をとった「コンカツプロジェクト」のことでした。 申し訳ありません。ちょっとドギマギしました。
佐賀県鹿島市立学校給食センターは歌で聴かせました。 鹿島は酒どころのイメージが強いのですが、給食だって負けてはいません。 佐賀県勢としては、第5回大会以来の、4度めの決勝大会出場です。 強豪県です。
高知県香美市立香北学校給食センター。 11月に同市で行われた全国学校給食研究協議大会での実践発表よりもリラックスされていました。 なにしろ土佐の高知は「はちきん」です。二人合わせて十六きんです。 高知県勢は、第6回大会以来2度目の決勝大会出場と。 こちらも勝ち方を知っています。
島根県 江津市立桜江学校給食センター。 万葉時代に石見国で国司として過ごした柿本人麻呂は、江津で出会った依羅娘子と恋に落ちます。「石見のや 高角山の木の間より 我が振る袖を 妹見つらんか」 万葉のロマンスが給食になりました。 栄養教諭の山田先生は、第1回大会で決勝大会進出を果たしています。 今回は10年目の思いが叶うか、注目です。
三重県伊勢市立有緝小学校。 三重県は第1回大会で決勝大会に進出し、9年ぶりの決勝大会出場です。 なんと申しましょうか。 弊社も三重県なので草葉の陰から応援しております。
愛知県 西尾市立西尾中学校。 第7回大会の優勝校です。 プレゼンテーションでは覇者の風格が感じられました。 今年も甜茶が登場します。 あの会場における作業工程や勝負どころなどでは他の追随を許さないノウハウがあります。 果たして死角はあるのか。
石川県 金沢市学校給食扇台共同調理場。 やはり加賀百万石ならではのゆとりが感じられます。 北陸新幹線が開通してさらに輝いています。
山梨県南アルプス市立豊小学校。 フルーツ王国の山梨にあって、すももの生産が日本一の南アルプス市。 夏休みの宿題となっている「親子愛情レシピ」が今回の出場献立のひとつになっています。 山梨県勢としては初めての決勝大会出場。 ノーベル賞受賞の歓喜に沸いた山梨県。もうひとつ朗報を持って帰ることができるでしょうか。
群馬県 みなかみ町月夜野学校給食センター。 夏はラフティング、冬はスノーシューでお世話になっているみなかみ町。 特産のブルーベリーは年によって味が変わるので、その時の素材の味にあわせて加工し給食に出しているそうです。 群馬県は、第8回大会以来、3回目の決勝大会出場です。
東京都 足立区立第十一中学校。 「日本一おいしい給食を目指している」足立区がついに全国学校給食甲子園に乗り込んできました。 すでに区長マターです。 残菜の少量化を実現し、今では区民の生活満足度を上げるために広報戦略の一環として学校給食が取り上げ成果を上げてきました。 今回、名実ともに日本一になるか。 プレッシャーをはねのけられるか。
山形県長井市学校給食共同調理場。 10月の東日本地区代表表彰式後、青森市の調理場が辞退したため繰り上がりで決勝進出となりました。 気負いはありません。 馬肉を使います。 芋煮です。 塩味です。 これは食べてみたいです。 決勝大会、本当にバーニックは応援しに来るのか?
秋田県 上小阿仁村学校給食調理場。 食用ほうずきのお話を聞き入ってしまいました。 どんな味がするのでしょうか。 明日の試食は真っ先に食べたいと思っています。 秋田県勢は前回の第9回大会で優勝しています。 これがどう作用するか。
明日の選手宣誓は、恒例のくじ引きにより、島根県代表江津市立桜江学校給食センターの栄養教諭・山田先生に決まりました。
うーん。 今回の予想は難しいです。
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