最近、めっきり寒くなってきましたね。私は、寒さに弱いため、冬は家から出ないで本やテレビ三昧の日々です。 痩せようと頑張っていたジムも週に1回通うのがやっとです。
そんな、わたしですが、偉そうに過体重児の指導をしています。
先日、個別指導で児童に「お正月はコタツでダラダラしてないで、お外で遊ぼうね」と、言ったら「コタツってなぁに?」と聞かれました。 今の子って、コタツを知らないらしいですよ。
ある先生が「コタツを知っている人」って、聞いたら手を挙げた児童はクラスの半分だったと言っていました。 それも、知っているだけで家にはコタツはなく、ほとんどの児童がおじいちゃんおばあちゃんの家にあるという返事だったとのこと。 そうかー。 今の子はフローリングやソファの上でゴロゴロなのでしょうか・・・
私の学校では、計画的に個別指導を行っています。
個別指導はアレルギーやるい痩、過体重などいろいろあるのですが、主に過体重児童の指導です。
肥満度25%以上の該当児童の保護者に通知をして、希望者に対して行うものです。
年4回程度ですが、親子で面談を実施しています。うちの学校ですと希望者は10名程度です。
子どもの肥満の原因は
①早食い
②間食のとり過ぎ
③偏った食事、特に朝食欠食
④運動不足
⑤油の取りすぎ
などが挙げられます。
食事調査や生活習慣を聞き取り、どのタイプか探っていきます。
小学校の低学年の肥満は、母親もしくは食事を作っている人の影響が大きいです。 食事を管理している方に時には厳しい事を言わなければなりません。 どの保護者の方も、「お子さんが太っているのは食事に問題があるのよ」みたいな事を言われるかもしれないと思ってきている方が多いと思います。 それでも、希望して個別指導を受けにきていただいているのですから、その気持ちに寄り添って、「お子さんの健康を一緒に考えましょう」というスタンスで行っています。
自分もそうですか、ダイエットってなかなか長続きしません。子供に「頑張り表」を渡して、外で遊んだ日は色を塗りましょうねと始めるのですが、3か月と持ちません。でも、担任も引き込んで20分休み(小学校では午前中に15分から20分の長い休みがあり、外遊びを推奨している)は教室から外に遊びに行くように声掛けしてもらったり、給食のお代わりはストップしてもらったりと協力をお願いすることもあります。 おうちの人だけでなく、学校でも一緒に考えてくれる体制にしようと思っています。
日本はダイエットに対する意識が高いし情報も豊富なので、それを鵜呑みにする保護者が多く、〇〇ダイエットを希望されたりします。それに負けないように、テレビのダイエットの情報を録画したり本を読んだりして私も時間を作って勉強しています。
と、同時に自分も健康管理をせねば・・・ 太っている栄養士に栄養指導されても説得力がないというものです。 私自身、ダイエットを長続きさせるのは難しく一緒にダイエットって感じです。(‘◇’)ゞ
給食管理、アレルギー対応、食育の授業、そして個別指導と忙しい毎日ではあるのですが、この個別指導しているとき「栄養士しているなー」と実感できる時間だと思います。
何よりも、ぽっちゃりとしている児童はみんな優しくおっとりとして可愛いので、お話しをしていると癒されることが多いです。 肥満度が下がってくると「やったー❤」と私も一緒に飛び上がって喜んでしまいます。 アレルギー対応と同様に保護者と担任と児童との距離が近くなるので、大切な仕事だと感じています。
学校校栄養士の仕事は、どうしても厨房にこもっての作業が多いため給食管理に日々追われますが、こういった個別指導は栄養士冥利に尽きるのではないでしょうか。
と、言うわけで栄養士が健康管理の見本になるべくがんばらねば・・・ えーっと、ジムはいつから行ってなかったかなー
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