給食に出てくる食べものを擬人化し、楽しくおいしく食べてもらおう、食事のマナーや食材の魅力について紹介するオリジナルの台本を作り公演をしている、給食調理員で構成される劇団「からっぽ」大作戦も2012年にどきてから7年目になりました。
秋には兵庫県から学校給食功労者表彰表彰を授与されたというので学校給食週間中に市内で開催された学校給食展に行ってきました。
市内に勤務する栄養教諭の先生による公開授業も行われました。市内の生産者をゲストに招き、学校給食の意味、地場産物とその栽培方法の紹介などの話がありました。
展示室は児童生徒の作品展示や学校給食がどのように作られているかを説明するポスター展示、現在宝塚市では自校炊飯へ移行しつつあり、それがアピールされていました。
給食試食会もあります。ごはん、利休汁、マーボー大豆、くじらの竜田揚げ、いもぜんざい、です。ごはんは市内産きぬひかりがマーボー大豆には西谷の太ねぎが使われています。
くじらは年に一度給食に登場するそうです。和歌山県学校給食会の鯨肉をいただくのは今回が初めてのような気がします。懐かしい味でした。ちなみに拙宅で鯨の竜田揚げをするときは和歌山県学校給食会おすすめレシピのつけだれを作って下味をつけています。
劇団からっぽ大作戦による2019年度の劇は、「大豆小学校卒業式(夢に向かって発酵しよう)」。畑で育った大豆たちが卒業式でそれぞれ将来の夢を語ります。ひとりは納豆になると言いますが子供達からネバネバや匂いが嫌われてしまうと悩んでいます。そこで調理員マンが豚ミンチ、にんじん、ほうれん草を加えて炒め納豆を調理。ネバネバや匂いも消えて大団円を迎えます。
次は「文部科学省の学校給食表彰を狙いましょう」と劇団のマネージャー(学校給食課の市職栄養士)さんと話をしました。全国学校給食甲子園で養父市、丹波篠山市が優勝していることも刺激になっているようです。
そんな劇団からっぽ大作戦がこの度、チューチューバーになりました。
3月2日から新型コロナウイルスの感染拡大防止によって学校が休校となり、家で過ごす子どもたちの癒しになればと急遽動画の作成を決めて、3月8日から7本の動画が投稿されています。
手洗い、マスクの作り方、食器の洗い方、野菜の切り方、ご飯の炊飯方法など、自宅でのお手伝いにも役立ちそうなテーマをユーモラスに紹介されています。構成はオリジナルですが、「ユーチューバー」であることを意識し、今回の動画をアップするために人気の動画を見てその演出方法を学んだと言います。アイキャッチ画像も作りこんであります。
当初は5本の動画をアップする予定でしたが、休校が延長したために急遽2本追加されました。最後はリンゴの皮むき大会。調理員マンさんが面目躍如の130センチで優勝。全国の子供たちもチャレンジしてみてはいかがでしょうか。